経験豊富なスタッフに安心してお任せください
代表自身の18年間の精神科勤務経験を活かして、ご利用者様が快適に生活できる環境を整えております。サービス管理責任者の資格を持ったスタッフも多数おります。毎日の健康管理や、病気や災害などの緊急事態、自立に向けたサポートなども、ベテランのスタッフが対応いたします。
力竹 優
代表私がグループホームを設立した想いを振り返ってみると、それは私の人生と大きく関りがあります。
私の父は精神科に看護師として勤務していて、幼いころは「病院の夏祭り」などに連れて行ってもらい、患者さんと楽しく接する機会も多くありました。「体はどこも悪くなさそうなのになんで入院しているんだろう」と幼心に思ったものでした。
その父が、私が中学生の時にいろんなストレスから一過性の統合失調症を患い、家族で看病する体験をしました。
中学生という多感な時期に、絶対的だった父の弱い部分を目の当たりにした時の感情は「悲しみ」で、
この先家族はどうなるのだろうと強烈な「不安」を持った記憶があります。
しかしながら、父の症状は一時的で、治療を受けながら職場に復帰し、お薬で再発を防ぎながら定年まで勤めあげることが出来ました。
途中いろいろありながらも、この体験があったからこそ私は精神科の作業療法士を目指したのだと思います。
しかし、実際に作業療法士の資格を取得し精神科へ勤務して17年。
日々患者様と関わらせていただきながら感じていたことは、地域に退院したくても受け入れ先が整備されておらず、運よく障がいに理解のある大家を見つけ、単身アパートで地域に戻ったとしても、支援が乏しく症状が再燃して入退院を繰り返すという方を多く見てきました。
また、社会の精神科に対する偏見は、病気が一般的になっとこともあり一昔前よりは軽減されてきましたが、
「怖い」「周りとトラブルを起こす」「大声で叫ぶ」など良いイメージは持たれていないのが現状です。
このような中で国の政策としては精神科の入院者数を減らし、地域への移行を推進していますが、
私はなかなか進んでいない状態だと感じていました。
その時、幼いころ連れて行ってもらった「父の病院での夏祭り」のみんな笑顔で楽しそうな風景を思い出し、
私は「さまざまな障がいを受けられた方が、大好きな街で、仲間たちと共にいきいきと暮らせる居場所」を作りたいと強く思いました。
そして私はこの思いを理念にし、微力ながらも地域で生活したいと思っていらっしゃる方々のお手伝いをさせていただきたく存じます。
長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまの「グループホームいろどり」のご利用をお待ちしております。